アイマスに癒やされる

アイドルや楽曲、ゲームの魅力を綴ります

【MTG05 夜想令嬢-GRAC&E NOCTURNE-】【ミリシタ】

 2018年2月28日に発売された、「THEIDOLM@STER MILLIONTHE@TER GENERATION05」は天空橋朋花、所恵美、二階堂千鶴百瀬莉緒の4人組ユニット、夜想令嬢-GRAC&E NOCTURNE-(以下、夜想令嬢)が歌う昏き星、遠い月Everlastingが収録されたCDです。このCDに収録されているダークな雰囲気のドラマに沿った両楽曲を紹介します。

※ドラマのネタバレを含みます。

※歌詞を引用している箇所はで記載しています。

ユニット:夜想令嬢

 このユニットはミリシタ発のユニットととしては、一番始めに登場したユニットです。

 当時ミリシタMVが発表されたときに2段ステージとなっていることや、ミュージカル風な曲が衝撃を与えました。

 今現在(2019年2月)も続いているMTGシリーズのスタートとしてこれ以上ないスタートを切れたことは間違いないです。

 ミリシタ内ではプロデューサーが演劇をメインにしたステージを企画したもので、吸血鬼がからんだダークな内容になっています。

 ちなみに事務員の美咲ちゃんはホラーや吸血鬼ものが大好きだそうです。

 メンバーそれぞれが役柄に見事にはまっており、これ以上ない配役になっているのでドラマも必聴です。

 それでは曲を紹介していきます。

昏き星、遠い月

 作詞:BNSI(青木朋子)、松井洋平

 作曲、編曲:伊藤賢

 ユニット紹介でも書きましたが、この曲はミージカル風の曲になっておりドラマに沿った物語で進んでいきます。

 曲中には歌詞とは違うセリフも多く含まれているのがポイントですね。

 一番は恵美が演じる人間のエドガー(曲の中では吸血鬼になった後)と朋花が演じる吸血鬼のクリス視点になります。

 サビではエドガーが吸血鬼になるシーンが歌われています。

 護るためなら総てを捧げる

 僕の世界は赫く染まった

 救いは誘う、悲しみの淵へ

 終焉の無い呪い

 エドガーとクリスが、昴の演じる人間のルカ達に襲われた際に、クリスを庇ったエドガーがナイフで刺されてしまいます。

 そのままでは死んでしまう、だがクリスが吸血鬼になることを選べば吸血鬼として生きていけると選択をせまります。

 ただクリスは吸血鬼として永遠に続く寂しさを感じながら生きてきたため、曲中でこのように歌っています。

 そして2番はヴァンパイアハンターの騎士アレクサンドラと悪女エレオノーラ視点になります。

 望まぬまま堕ちることも、罪と呼ばねばならぬだろうか・・・

 これはヴァンパイアを狩る騎士アレクサンドラの妹、伊織が演じるノエルが望まぬ形で吸血鬼になったことへの心の葛藤を表しており、

 虚ろな世界、壊してしまって・・・創り直すの

 は悪女エレオノーラもとい吸血鬼のエレオノーラの思惑が見えます。

 それぞれがそれぞれに護りたいものや大切なものを想い、そこから生まれた正義は誰かにとっての悪になる、そんなところが見えてきますね。

 続いてはEverlastingです。

Everlasting

 作詞:青木智子、久澄春人

 作曲:shilo 編曲:佐野宏晃

 昏き星、遠い月は護るためならどんな犠牲も払うという強い意志を感じる曲ですが、こちらの曲は深く心を求める曲になっています。

 最後のサビの歌詞

 誰もが傷つき

 傷つけながら

 それでも愛を求めてしまう

 朽ち果ててもいい 憎まれてもいい

 この世界に許されなくてもいい

 あなたがいれば ただ、いてくれれば

 あなたの片翼でいさせてくれるなら

 ずっと・・・

 は全員が歌っており、それぞれの強い想いが交差して昏き星、遠い月の歌詞のような物語になりました。

 このドラマは世界観、設定が面白く非常に考察のしがいのある内容になっていますので、気になったかたは曲と一緒にドラマの考察もしてみると面白いでしょう。